最初は近所の建売を見に行って「わー!いいね~」とか言っている程度だったのですが、
ヒョンな事から手頃な土地を購入する事ができ、一気に「注文住宅」へとシフトしていきました。

注文住宅といえば…とハウスメーカー!という事で、ハウスメーカーの乱立するモデルハウス村(?)へ行ってみました。何件ものハウスメーカーを梯子してみましたが、個人的にはどれも大した差は見受けられないように感じました。また間取りも数あるパターンから選ぶような様式が多く、完全な「注文住宅」という訳ではないんだなぁという印象。内装での差というのは正直ありませんので、構造や断熱、保障内容で差をつけているように感じられました。

ただ「スウェーデンハウス」だけは異色の存在として印象に残っていたのは覚えています。木のサッシ、回転する扉、あの可愛らしいデザイン。スウェーデンハウスが好きな人は、絶対スウェーデンハウスじゃなきゃダメなんだろうな!と思わせるような家だと思いました。

しかし!!ハウスメーカーは高い!!!
大きなメーカーはそれなりに広告費、人件費がかかっていますのでとても高いです。
あのモデルハウス1棟をハウジングワールド内で維持する費用は年間1千万円だと聞きました。
へーベルハウスなどはその中に3棟くらい建ってたりしますので、その維持費たるや…。

私の勝手な感想ですが、ハウスメーカーは「有名ホテルでの結婚式」に似ているなと思いました。
無料の試食会で顧客を呼び、プランナーが付いて手とり足とりスケジュールを組んでくれて素敵な式に仕上げてくれる。その費用で新規の客を呼ぶ…というスタイルが大いに感じられました。
そして実際に工事をするのは大抵の場合、契約している子会社・孫会社です。ハウスメーカーが子会社に依頼し、子会社が孫会社に依頼…その都度マージンを取っていくというスタイル。
中には自社で大工さんを雇っているところもありますが、少数ではないでしょうか。

また自分の中で「こうしたい!」というこだわりがあまりないなら、ハウスメーカーは良い選択だと思いました。
標準とされる間取りやプランが決まってますので、面倒な事を考えなくてもよいというメリットはあります。


一方、工務店。
工務店は、結婚式で例えるなら「オリジナルウェディング?」ってやつでしょうか。
個人経営のレストランで結婚式をやるようなイメージでいます。
もちろんプランナーさんはいますが、間取りは基本自由。住宅設備も標準がある工務店や完全フリーな工務店まで様々です。標準がない工務店さんは「オプション」という概念が無い為、1から10まで自分で決めないといけません。招待状の購入から発送まで自分で行い、ウェディングドレスも星の数ほどある中から決める手間はあります。でもハウスメーカーよりは融通の利く設計やテイストをしてくれます。なんたってフリープランですから!

金額面でも工務店の方が多少費用も抑えられると思います。
建ててる最中に工務店が潰れたら…という心配もありますが、このご時世、大きなハウスメーカーでさえいつ倒産するかなんて分からないものです。

結局は自分の好きな方で建てる…という以外は無いんですよね。